縦隔腫瘍
症例
右縦隔の腫瘍 70歳代 男性
右縦隔の腫瘍に対し超音波気管支鏡ガイド下針生検を施行。
右縦隔の腫瘍に対し超音波気管支鏡ガイド下針生検を施行。
細胞診所見
血性背景に、結合性が疎な腫瘍細胞を多数認めた。腫瘍細胞は、N/C比が上昇し、類円形核で明瞭な大型核小体をもち、細胞質には顆粒状様の微細な空胞を有していた。
組織所見
類円形核で明瞭な大型核小体を持ち、細胞質に微細な空胞を有する腫瘍細胞で、免疫染色で、CD138(+)、λであった。
まとめ / 考察
診断は髄外性形質細胞腫。
形質細胞としてはatypicalな形態を示しており診断に苦慮した。細胞質の空胞はラッセル体様の免疫グロブリンの貯留であった。髄外性形質細胞腫は、臨床像、免疫染色、などが多発性骨髄腫の髄外浸潤と異なっており、注意が必要。
形質細胞としてはatypicalな形態を示しており診断に苦慮した。細胞質の空胞はラッセル体様の免疫グロブリンの貯留であった。髄外性形質細胞腫は、臨床像、免疫染色、などが多発性骨髄腫の髄外浸潤と異なっており、注意が必要。