膵原発内分泌細胞癌(低分化型)の1例
症例
膵液 50歳代 男性
【はじめに】
今回我々は、比較的稀な膵原発の内分泌細胞癌(低分化型)の1例を経験したので細胞像を中心に報告する。
【症例】
52歳、男性。
主訴:
心窩部痛。3か月前から心窩部痛が出現。徐々に体重は4Kg減少した。
画像所見より膵頭部癌の可能性が高く、多発肝転移、十二指腸への浸潤、リンパ節転移を伴っている状態であった。
切除不能であり、疼痛管理を中心とした治療が開始されたが、約3ヵ月後呼吸状態の悪化と意識レベル低下がみられ、死亡となった。
その後、病理解剖が施行された。
【はじめに】
今回我々は、比較的稀な膵原発の内分泌細胞癌(低分化型)の1例を経験したので細胞像を中心に報告する。
【症例】
52歳、男性。
主訴:
心窩部痛。3か月前から心窩部痛が出現。徐々に体重は4Kg減少した。
画像所見より膵頭部癌の可能性が高く、多発肝転移、十二指腸への浸潤、リンパ節転移を伴っている状態であった。
切除不能であり、疼痛管理を中心とした治療が開始されたが、約3ヵ月後呼吸状態の悪化と意識レベル低下がみられ、死亡となった。
その後、病理解剖が施行された。
細胞診所見
壊死性背景に、N/C比は高くほぼ裸核状で、核の圧排像がみられる小集塊が散見された。
細胞の大きさは小型で、核は円形~楕円形でクロマチンは細顆粒状で増量がみられ、核小体は数個で軽度腫大がみられた。
細胞の大きさは小型で、核は円形~楕円形でクロマチンは細顆粒状で増量がみられ、核小体は数個で軽度腫大がみられた。