子宮頸部悪性リンパ腫の一例

宮下 拓也、北村 淳子、櫻井 包子、和田 栄里子、佐藤 允則、水野 義己、山野 環、
佐野 順司、小林 瑞希、高橋 恵美子、横井 豊治
愛知医科大学病院 病院病理部

症例

子宮膣部 30歳代 女性

細胞診所見

N/C比は非常に大きく、核型不正が強い細胞が孤立散在性、一部集塊状に認められた。
クロマチンは細顆粒状または顆粒状で、核小体が1~2個、時に数個見られる細胞も見られた。
また、花弁状細胞も認められた。

組織所見

image002
分葉状大型核を有する異型細胞が密にびまん性増殖している。
免疫組織化学的にはCD20+,CD79a+,CD3-,cytokeratin(AE1/AE3)-を示し、Diffuse large B-cell lymphomaと診断した。

病院別