日本臨床細胞学会東海連合会会長 宮崎 龍彦
30年余の歴史ある日本臨床細胞学会東海連合会の会長を諸先輩方から引き継ぎ、務めさせていただきます。
東海連合会は愛知、岐阜、三重の東海3県、会員数約800名の細胞検査士および医師により構成されています。細胞診という極めて高いスキルを必要とする診断行為について、診断上・業務遂行上の問題点を話し合う場として機能し、学術的な知識のアップデート、技術を高め合う場としても役立つことを目的としています。
昨今、ゲノム医療の発展と、AIを用いた画像解析技術の進歩により、古典的形態学の果たす役割が低下していくかのような暴論も一部で聴かれますが、決してそうではありません。形態は、かならずゲノムの変化を反映しています。新しいゲノムの知見と形態の対応もしっかりとおさえ、それを読み取る形態学的診断は、ゲノム医療の時代においても、病気の実態をとらえる手法としてさらに重要性を増すと考えます。そのため細胞検査士・細胞診専門医がともに研鑽する場としての東海連合会を益々発展させて行きたいとおもいます。
会員各々が細胞診を通して最大限社会に貢献できるよう、会員皆様のご協力のもと東海連合会をさらに発展させる一助となれば幸いです。
2021年3月吉日
住所 | 〒501-1194 岐阜県岐阜市柳戸1番1 岐阜大学医学部付属病院 病理部 |
---|---|
TEL | 058-230-6000, 内線7244 |
お問い合わせはこちらまで | |
担当 | 岐阜大学医学部付属病院 病理部 事務局 川村勇人 |