東海連合会総会ワークショップのお知らせ

第34回日本臨床細胞学会東海連合会総会
ワークショップ:子宮頚部良悪判定困難症例の細胞診

座長: 藤野雅彦(名古屋第一赤十字病院 細胞診分子病理診断部) 
   瀬古周子(名古屋第二赤十字病院 医療技術部 病理検査課)



細胞診の臨床では、より良性を考えるがちょっと異型がある、気になる細胞集塊の出現などは、明らかな悪性病変より判定に悩む。子宮頚部細胞診断におけるベセスダシステムでは、この境界領域細胞群をASC-US (意義不明な異型扁平上皮細胞)、ASC-H (HSILを除外できない異型扁平上皮細胞)でとして、SILとするには質的、量的に不十分な細胞所見を包括して取り扱う。ASCとされた症例には、異型扁平上皮化生細胞、軽微なHPV以外の感染など異常所見、Koilocytosisを伴わないHPV感染、細胞所見が不十分でCINの症例など、多彩な病変を背景とする細胞所見であり、SILやSCCのような特定の記述が可能な細胞所見をもたない群である。ASCは施設、検鏡者による取り扱いがさまざまであり、他の施設はどう取り扱っているか実態が不明確な一群である。

会期2015年3月7日(土) 15:30~17:00
会場名古屋第一赤十字病院 内ヶ島講堂
参加費1000円(学術集会参加費)
プログラム今回のワークショップでは、定型的なSILSCCではない細胞像を、実際にどのように判定していて、どうあるべきかを議論する。子宮頚部細胞診(液状検体)をバーチャルスライドで事前に供覧し、総会でそれぞれの症例についてその場で投票し、どのような判定傾向であるかを認識し、検鏡者が自分の判定基準の座標軸を確認できることを目標とする。

 

バーチャルスライドは、サクラファインテック、浜松ホトニクスの協力により、供覧いたします。

 

以下のURLにアクセスし、ID、パスワードを入力してください。

 

http://221.254.39.83/

ユーザーID      tokai

パスワード      nagoya

 

 


バーチャルスライド供覧症例リスト

症例① 23

他院にてHSILで紹介

 

症例② 37

他院にてClass aで紹介

 

症例③ 45

他院にてAISで紹介

 

症例④ 37

他院にてASC-USで紹介

 

症例⑤ 35

他院にてASC-Hで紹介

 

症例⑥ 44

CIN2で経過観察中、3年経過後のスメア実施

 

症例⑦ 43

CIN2で経過観察中、1年経過後のスメア実施

 

症例⑧ 45

他院にてHSILで紹介

 

症例⑨ 54

CIN1で経過観察中、4年経過後のスメア実施

 

症例⑩ 36

CIN2で経過観察中、3年経過後のスメア実施

 

 
主査名古屋第一赤十字病院 病理部
副院長・病理部長 伊藤雅文

募集要項

応募締切日2015/03/06
発表形式HPに入力

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