若年発症のSMARCA4欠損子宮肉腫の1例

北野拓海、今井裕、小塚祐司、林昭伸、湯浅博登、村松賢、藤田良浩

症例

子宮膣部擦過 20歳代 女性
筋腫分娩疑いによる子宮内反症の精査加療目的に当院紹介。不正出血や高度貧血を示す。

細胞診所見

壊死や好中球を背景に、円形を主体とした腫瘍細胞を集簇性や孤立散在性に認めた。腫瘍細胞はN/C比が高く、円形から類円形核、クロマチンは細顆粒状、核小体は明瞭で1個から複数みられた。一部、好酸性の細胞質を有し、木目込み様配列や核型不整を示した。

組織所見

N/C比が高く、大型核を有す腫瘍細胞が充実性に増殖しており、核分裂像も散見されました。一部に好酸性細胞質を有し、偏在核を示す細胞もみられました。

まとめ / 考察

本症例は既報の3例と同様に円形を主体とした腫瘍細胞で、核異型はみられるものの多彩性に乏しい所見を示した。細胞学的報告が限られるSDUSにおいて、類似した所見を呈し、既報所見の再現性を支持する結果となった。細胞診では神経内分泌癌や未分化癌、小円形細胞肉腫などとの鑑別を要すると考えられた。

病院別

部位別