子宮頚部大細胞神経内分泌癌の一例
症例
子宮頸部 60歳代 女性
61歳女性、不正出血のため近医を受診。
超音波検査で子宮頚部に2cm大の腫瘤を認めた。当院にて子宮頚部細胞診、生検組織診で大細胞神経内分泌癌(以下LCNEC)と診断され子宮両側付属器切除術が行われた。
61歳女性、不正出血のため近医を受診。
超音波検査で子宮頚部に2cm大の腫瘤を認めた。当院にて子宮頚部細胞診、生検組織診で大細胞神経内分泌癌(以下LCNEC)と診断され子宮両側付属器切除術が行われた。
細胞診所見
やや大型の異型細胞が孤立散在性に多数認められた。
N/C比は高く裸核状で、ごましお状のクロマチン、木目込み細工様の配列、ロゼット様の配列が認められた。
N/C比は高く裸核状で、ごましお状のクロマチン、木目込み細工様の配列、ロゼット様の配列が認められた。
組織所見
充実胞巣状、索状構造を呈して浸潤増殖した病変を認めた。
ごましお状のクロマチン、ロゼット配列、木目込み細工配列を伴っていた。
免疫染色はCD56陽性、chromograninA陰性、synaptophysin弱陽性でありLCNECと診断された。
ごましお状のクロマチン、ロゼット配列、木目込み細工配列を伴っていた。
免疫染色はCD56陽性、chromograninA陰性、synaptophysin弱陽性でありLCNECと診断された。

まとめ / 考察
LCNECの特徴的細胞所見であるごましお状のクロマチン、木目込み細工配列、ロゼット形成を同定することが重要と考えられた。