膣壁、子宮内膜
症例
膣壁、子宮内膜 60歳代 女性
細胞診所見
子宮頸部~体部を占拠する進行子宮腫瘍に対し,膣壁擦過細胞診, 組織生検を施行。
当初より肺転移があり, 初診から約1ヵ月の経過で永眠された。
当初より肺転移があり, 初診から約1ヵ月の経過で永眠された。
組織所見
好中球性背景内に軽度の重積性を呈する異型上皮集塊を認めた。
腫瘍細胞は多辺形~紡錘形を呈し, やや厚い細胞質を有するものと, 細胞質が細顆粒状で淡く細胞境界が不明瞭なものが混在していた。
いずれの細胞もN/C比大の類円形核と大型の核小体を有し, 核クロマチンは不均等で顆粒状であった。
class Ⅴと判定し, 扁平上皮癌か腺癌かの判別が困難な悪性細胞と報告した。
組織像:淡好酸性~微細顆粒状のすりガラス様細胞質を示す細胞のシート状増殖を認めた。
核は明るく大型で, 単一の明瞭な核小体を有し, 腫瘍内には好中球浸潤を伴っていた。
腫瘍細胞は多辺形~紡錘形を呈し, やや厚い細胞質を有するものと, 細胞質が細顆粒状で淡く細胞境界が不明瞭なものが混在していた。
いずれの細胞もN/C比大の類円形核と大型の核小体を有し, 核クロマチンは不均等で顆粒状であった。
class Ⅴと判定し, 扁平上皮癌か腺癌かの判別が困難な悪性細胞と報告した。
組織像:淡好酸性~微細顆粒状のすりガラス様細胞質を示す細胞のシート状増殖を認めた。
核は明るく大型で, 単一の明瞭な核小体を有し, 腫瘍内には好中球浸潤を伴っていた。

まとめ / 考察
【最終診断】
すりガラス細胞癌
すりガラス細胞癌